クレジットカードは作ったけれど思ったほど利用する機会がなかったとか、
ポイント還元率に満足できないなどクレジットカードを解約する理由にはさまざまあります。
有名ブランドである三井住友VISAカードを事例に、
どのような手順で解約できるのか見てみましょう。
三井住友VISAカードはいつでも解約できる?
契約によって作成した三井住友VISAカードを、
単に使用しないからという利用者の一方的な事情で解約すると、
違約金などが発生しそうです。
しかし心配しなくて大丈夫。
結論から言いますと、違約金として別途支払いを求められることはありません。
ただし、支払済みの年会費は月割でも返金されないので注意しましょう。
年会費は入会月および日により請求されます。
たとえば、4月5日のように1日から15日までに加入した場合は翌月に引き落とされます。
16日から末日までの加入ならば、
10日または26日の支払日に応じて翌々月だったり翌月だったりします。
ですから年会費の支払日をしっかり把握して退会すると良いでしょう。
解約する手順は難しくありません。
現在保有している三井住友VISAカードを手元に準備して、
お問い合わせ先へ電話をするだけです。
その際家族や代理人ではなく、カード名義人本人の電話が求められます。
また申込み時にはインターネットによる手続きが可能なこともあり退会でもと考えがちですが、
インターネットによる退会はできないので注意が必要です。
その他三井住友銀行のキャシュカードと一体となったカードであれば、
銀行窓口での手続きが必要になります。
解約するとポイントはどうなる?残った支払いは?
分割払いやリボ払いなどカードを利用している途中で解約すると、
残高の支払い方法が気になります。
一括支払いを求められると、解約は自由でも実質的には制約が生じます。
その点において三井住友VISAカードは便利で、
中途解約しても支払い方法に変更はありません。
これならカード解約を気にせずに買い物が楽しめます。
また買い物の支払いやキャッシングで利用するたび貯まるポイントも有効に使いたいものです。
三井住友ワールドプレゼントのポイントは景品に交換できたり加盟店のポイントサービスに利用できたりと大変便利です。
しかしカードを解約するとすべて失効しますから、
貯まったポイントは解約前に交換または利用することをおすすめします。
ただし、三井住友VISAカード以外でポイント対象となるカードを保有しているときは引き継がれますから、
ポイント利用前によく確認しましょう。
その他ETC機能を付加したカードを解約する際も、
三井住友の他のカードを保有してない限り利用できなくなりますから有料道路をよく利用する方は注意しましょう。
逆にETC機能のみ解約することもできます。
これら以外にも支払い口座が同一の家族カードだけ退会することもできます。
その他解約する際に注意すべきこと
期間が決まっている買い物などの支払いにカードを利用している場合は良いのですが、
電気やガスなど公共料金の支払いに利用しているときには注意しましょう。
確認をせずに解約して支払いが滞ることも考えられます。
またカードを発行してからの期間にも配慮が必要です。
発行間もない退会が規定上悪いわけではありませんが、
何度か繰り返していると発行会社の当該利用者に対する印象は良くないでしょう。
カード発行には審査があることも考慮に入れ、
あまり身勝手な退会は避けたほうが無難です。