保険会社はたくさんありますが、その中でも公務員などに契約者が多い保険会社として有名なのがジブラルタ生命保険です。
ジブラルタ生命保険会社で契約した保険商品を解約しようと考えている方は、以下のような流れになります。
1.最初は間違いなく引き止められる
保険の解約に当たっては、担当の営業職員は必ず1度は引き止めます。
その理由は三つあり、まずは契約者の万が一の時の経済的損失を考えてのことです。
保険の種類にもよりますが、基本的には保険というものは「健康で元気な時」にしか契約出来ませんので、
解約してしまった後に病気や怪我で入院などすることになれば、それによって起る経済的損失をカバー出来なくなります。
そして、1度大きな病気にかかってしまうと今後新しく保険の契約がしにくくなるので、それらを理解しているか、ということは聞かれるでしょう。
解約を決めた時、すでにその契約に変わる別の保険商品に加入していれば、
その経済的損失はカバー出来ますので担当営業も何も言わず手続きをしてくれるでしょう。
そして解約を引き止める理由の二つ目は、
契約者が解約することで担当した営業職員にペナルティが課せられるからです。
これはジブラルタ生命に限ったことではなくほとんど全ての保険会社で言えることですが、
新規で契約をとってから2年以内にその契約が解約されると、お給料から引き戻しがあります。
契約をしてもらった時に渡すお礼のタオルなどの商品も営業が自腹を切って買っているものなので、
散々お金も時間もかけてやっと取った契約を簡単に解約されてしまうと、
お給料は引き戻されるわ実績もなかったことになってボーナスにも響くわで、営業にとっていいことが全くないのですね。
そのため、出来るだけ解約されないように勤めるのが一般的な営業職員です。
そして最後の理由としては、早期の解約であった場合、解約返戻金などが戻ってこないか、あっても微々たる金額であることです。
特に養老保険などの積み立て系商品は、途中の解約では支払い保険料に比べると損をした気分になる金額しか返ってきません。
つまり「勿体無い」から解約を止める、ということですね。
2.ドル建ての保険商品の解約で気をつけること
ジブラルタ生命では人気の保険商品に外貨建て保険がありますが、
これらの保険を解約しようと考える時には、為替レートが影響してきますので注意が必要です。
解約には返戻金がある場合、「ドル」で受け取るか「円」で受け取るかを選びます。
この時「円」を選択すると、解約書類を保険会社が受理した日の前日のレートを使って計算され、振込みされます。
ですから円高になっていて損失を受けるだろうと思われるけれど、とにかく解約したい、と思っている方は先に外貨口座を解説しておきましょう。
3.解約はこうして進めよう
諸々のデメリットも理解した上で解約を決断したら、まずは担当営業に電話を入れましょう。
しかしこの時、保身に走るあまり
「2年間は解約できません」とか
「とにかくお話をしましょう」
といって中々手続きしてくれないこともあります。
そのような場合や、それを面倒に感じるのであれば、直接コールセンターに電話をしましょう。
ジブラルタ コールセンター
一般の方:0120-37-2269
教職員の方:0120-37-9419
高齢の方:0120-16-7895
その時には保険証券を手元に用意して、契約者本人が電話をしなければなりません。
1度コールセンターに解約の申し出をするとそれが履歴となって残るので、
担当営業がいくら解約を止めてもどうしようもありません。
電話がかかってくるでしょうけれど、コールセンター側から解約用紙が送られてきますのでそれに記入して返送すればお終いです。
なお、解約返戻金が1000万を超える場合などは、印鑑証明なども必要となりますので、必要書類とともに用意しましょう。